ブラックペアン２の5話が公開されました。
天城に今まで以上の医療人としての正義感を感じました。 しかし、当初、天城がソヒョンの検査の結果、僧帽弁閉鎖不全で再オペが必要だと言い、１２００万円を要求するのを、わざわざ木崎に教える理由が不可解でした。 まさか、天城が木崎にエサを与えたとは意外で、ものの見事に木崎がソヒョンに最後の１号店を買い取らせる約束をさせました。
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ブラックペアン2ネタバレ考察5話感想
コインの表と裏
前にも登場した韓国人親子が、天城先生とどのように対立あるいは協力することになるのか、ずっとはらはらしながら見ていました。日本人経営者の性格の悪さやずる賢さも良く描かれていて面白かった。
ただ、相手を犬よばわりしたり、仕返しも犬よばわりというのが不愉快でしたし、制作側の良識を疑いました。ドラマの展開自体は面白かったです。医師が患者の命を救おうとすることは当たり前だし、そのために身を粉にしていることが伝わってきました。
また、そうやってつないだ命が、より良く生きるために使われたり、単に過去の過ちの償いのために使われることもある。どちらの面が出るのかわからない、という医師という職業の裏と表についても考えました。
見事に詐欺師を騙した天城
木崎がミンジェとソヒョンに親子揃って負け犬だ、ワンと言って、小ばかにして笑う木崎役の恵の表情には笑えました。
ところが、天城が木崎の詐欺師ぶりを告発しようとして、監視カメラつきのVIPルームに入れて木崎が秘密の口座番号が記録されているUSBを持ち出すのを画像として証拠を押さえて当局にい通報したのは、詐欺師の木崎を上回る天城の策士ぶりで、まるで探偵ドラマのように楽しめた演出でした。
又、今回も菅井の陰謀がうごめいていて、木崎がオペを受けたあとで、理事会であくどい天城をつぶして高階を新病院の院長にさせる計画が潰され、野田が信奉するAIがオペの非常時に天城によって、役に立たないことが証明されて、菅井から野田が首を宣告されるのも痛快でした。
医者としてのプライド
エルカノと天城先生の意識が瞬時に共有されていったのも凄いけれど、エルカノが天城先生を観察しまくって、新たな知識として成長していたであろう、エルカノ視点での手術経過の演出が臨場感あって面白かったです。
AIにおんぶにだっこではなく、AIと一緒に切磋琢磨しながら患者を救おうとする姿勢が、人間が取るべき最良の方法なのかもしれないですね。そして今回は天城先生がかっこよすぎた。ちゃんと木崎社長の悪事を暴いて、みんなと結託していたのはもちろんのこと、自暴自棄になって暴走する木崎社長に対して、どうでもいいから好きにしろというのではなく、どうなっても絶対に救ってやるから好きにしろっていう、医者としてのプライドが全開だったシーンは、震えました。
勧善懲悪な結末がすごい
前回賭けに負けたと思われた美和でしたが、コインが一度床に落ちたことから結果を覆し母和子のオペを完璧にこなすところはいつもの天城先生の姿だなと思いました。飲食チェーンの社長である木崎のオペを引き受けることになった天城ですが、大金持ちと思われていたのにお店はあまり繁盛していないこと、粉飾決算をしていたことを見抜き、勧善懲悪な展開に押し込むところが最高に面白かったです。
1話で登場した患者ソヒョンも巻き込んでの策略がさすがでした。天城先生にとっては賭けをいかさましていたことも怒りの要因だったのかもしれません。すべてがばれ、自暴自棄になり自殺すると暴れる木崎に対して「ここはオペ室だ。どんなことがあっても助ける。あんたもう死ねないんだよ」の捨て台詞が恐ろしかったです。
ブラックペアン2ネタバレ考察5話
資金集め
次回以降、新しい病院の建設や、その資金集めということが大きく取り上げられて行きそうな気がしています。登場してきた新しい病院のモデル模型が、これまでにでていた、いかにも病院、という作りから大きくかけ離れていて、天城先生の目指しているものがどれだけ桁外れなのかが伝わってきました。
それにしても、これらの建設費用、設計費用、さらには運営のためにどのくらいのお金が必要なのかを考えると、ドラマであと何回富豪クラスの手術をしてもらわなければならないのか、ちょっと心配になってしまっています。いかにも金持ちによる、金持ちのための医療になってしまうのではないか。また、かりにそうなってしまったら、世良先生はどうするのか、楽しみです。
猫田の復権を図る天城
自動車会社の上杉会長が登場し、菅井が早川と高階に開発させたエルカノの進化系のダーウインの適用だと主張するようです。 しかも菅井は天城に新病院への寄付金をエサに使ってダーウインの臨床試験を天城に行わせるため、東城大に乗り込むようです。
ところが、早川は看護師の猫田に再会すると、猫田は８年前、維新大にいたときに早川の医療ミスの責任を負わされ追放された過去があり、猫田は早川と手を組む天城も猫田は嫌っているようです。ところが早川が突然、急性心筋梗塞で倒れ、天城が緊急オペをし、オペ室担当の猫田が機械だしを担当するのですが、猫田がオペ中の出血事故で止血処置を勝手に行って院内の懲罰委員会で問題になると予想します
。その場で、猫田は過去に自分が早川に同様な不当な扱いを受けたと暴露し、天城が猫田をかばい、猫田の名誉を復権させる展開を予想します。又、天城は早川の手を借りずに自分でダーウインを使ってオペを始めますが、うまくいかず、ダイレクトアナストモーシスで成功する落ちがつくと思います。すべては天城の描いたシナリオだと推測します。
猫田さんに何があったのか?
シーズン1の時は花房さんも猫田さんももっと頻繁に出演があったイメージだけど、今回は本当に二人が空気みたいになっているので、猫田さん主役回が凄く楽しみです。
もしかしたら猫田さんの過去に何かがあってオペ看につけなくなってしまっていて、そのせいで今まではアップルパイを食べるだけの人になっていたのかもしれないし、やたらと天城先生が過去の医療事故について調べているので、猫田さんのトラウマ回想を行う上で、渡海先生の過去に何があって今姿が見えないのか、そのへんも明らかになるかもしれないですね。
それにしても維新大はエルカノをデータとしてバージョンアップさせるだけではなく、手術器具まで作ってしまうのは凄い。もしかしたら天城先生にその器具を使ってもらうことで、天城先生の技術をデータとして取り込み、未来ではエルカノ自身が器具を手足のように使って手術する未来が訪れるかもしれません。
天城と猫田は分かり合えるのか
新病院の資金を得るために自動車メーカーの社長上杉のオペを引き受けることになりそうな天城先生ですが、またしても維新大との対立に巻き込まれそうです。
維新大が開発したエルカノ・ダーウィンを使うことになりますが、今まで新しい技術をうまくいかせていない印象なので、次回も完璧にはならないのではと思います。天城先生がオペに携わることになると思いますが、曲者の看護師の猫田と天城が対立することになりそうです。
渡海先生の技術力を認めていた猫田さんですが、折り合いが悪いとはいえオペのスキルは高い天城先生の能力を認めざるを得なくなり、協力体制を築いてくれるのではと期待しています。また、予告でついに渡海先生の名前が登場しており、渡海先生とコンビを組んでいた猫田さんが何か事情を知っている可能性があるのではと思います。
