アンチヒーロー9話が、2024年6月9日に公開されました。
いよいよ、お話しも終盤になってきており、最終話がどうなるのかが気になるところです。
その話を決定づけるのが、今回の9話ということです。
今回は、アンチヒーロー9話の感想や次回の考察についてお話ししますので、参考にしてみてください。
Contents
アンチヒーロー9話のネタバレ感想
無罪へのそれぞれの想いに感動
第9話は志水さんの無罪を勝ち取るために懸命に努力するそれぞれの想いに感動しました。無罪を諦めようとする志水さんに「必ず無罪にする」と涙目で説得する明墨、志水の日記を見せながら父親の証言を引き出そうとする紫ノ宮、そして、かつてたった1人で志水の無罪を信じて活動しながらも病に倒れた百瀬の独白には無念さが滲み出ていて私も明墨と同じように泣いてしまいました。
そして、毒物の鑑定が改ざんされてい可能性にたどり着いたときは、大きな証拠が見つかった喜びで自分も登場人物のようによっしゃー！という喜びを感じました。
また、冒頭の野村萬斎の奇々怪々な口調の演説は、いかにもラスボスのモンスター感が出ていて、倒すべき憎らしい相手として相応しい演技でした。
まさかの裏切りに衝撃
12年前の殺人事件の志水氏の冤罪の証拠がもみ消されてしまい、絶望する明墨弁護士の姿が目から離れません。また、事件を追いながら志半ばで亡くなった桃瀬さんの奮闘が伝わり切なくなりました。
拘束されている倉田に明墨が接見し、事件のことを追求する中で「人殺し」とドスの効いた声で追い込むところは迫力がありました。事件を再度洗い出していく中で警察の隠ぺいに気付き、糸口がつかみかけていく中でまさか明墨が証拠隠滅罪で逮捕されてしまう、というのは衝撃的でした。
そして緋山の事件の証拠を差し出したのがパラリーガルの白木であるということもびっくりしました。連行されていく明墨が赤峰と紫ノ宮に「あとは頼んだ」とつぶやくところは最後の頼みの綱を絞り出すようでした。絶望的な中、志水さんの冤罪は晴れるのか気になります。
本当に裏切り？
明墨が糸魚川殺人事件の冤罪を晴らすために、ダークな手法も選ばないのは、同期の桃瀬の命の叫びがあったことに感動しました。桃瀬さんの日記の最後が涙で滲み「明墨君との未来を見たかった」と書かれているところを明墨が指でなぞり涙するシーンに心打たれました。
未来があれば、二人は幸せに結ばれていたであろうと予想できただけに、視聴者としても残念でたまりません。明墨に疑念を抱いていた若い弁護士二人が一致団結し、新たな視点で薬のことを徹底的に調べ上げている姿も印象的で、二人の成長を感じました。
一方、白木さんが伊達原のもとを訪れていたのは驚きでした。本当に彼女は明墨を裏切っているのでしょうか？伊達原が法廷で前線に出ると言い切った時に、緑川が微笑んでいたのも気になりました。
自ら証拠隠滅をした伊達原の悪事
まさか、明墨が逮捕されるとは想定外で、白木が疑わしいです。なぜなら、緋山の犯行の証拠となる血の付いた上着を明墨が事務所に隠しているのを伊達原が知っているはずがなく、ドラマの最後に白木が伊達原とつながっていたことが分かったので、白木が伊達原に知らせたと思います。
なお、今回は紫の宮の鋭い洞察によって隠蔽工作が明らかになりました。 タリウム中毒の症状に眼瞼下垂，弛緩性麻痺は医学的に含まれないことによく気づいたと思います。 まさか、伊達原が科捜研に圧力をかけて鑑定結果を改ざんさせたとは驚きです。
しかも、速水の事件当時、伊達原が冤罪を主張する桃瀬に対するパワハラのみならず、娘の紫の宮まで巻き込まれると脅して倉田の口封じをしていたのも驚きで、紫の宮が、収監されている父である倉田に、それでも警官かと、激しく、とがめる場面は迫力がありました。又、桃瀬の日記を読んで涙を流す明墨の苦悩と後悔に満ちた表情にも迫力がありました。
伊達原の思惑と明墨の逮捕
糸井一家殺害事件の容疑者とされている志水とついに再審についての段取りを進めれる段階に持ち込もうとした明墨先生だったが、前回伊達原に先回りされ、決定的な証拠となる盗撮動画を手に入れることができなかった。
今回ではその証拠が手に入れられなかった旨を志水に話したときの、志水の悲しそうな顔しながら、貴方のせいじゃないですと言っているのが見ていて辛かった。その後紫ノ宮が明墨先生と共に自分の父との面会を行い、紫ノ宮の父も紫ノ宮の身を案じて今回の冤罪事件の証拠隠滅に関わったということが判明し、とても悲しい気持ちになった。
最後パラリーガルである白木が伊達原の元へ向かい、明墨先生を逮捕する状況に陥れたところで終わってしまい、かなり続きが気になるのと、白木のやっていることが裏切りでないことを必死に願っています。
アンチヒーロー9話のネタバレ考察！次回の10話はどうなる？
オセロがすべて裏返る大団円
これまで伊達原に数々のチャンスをつぶされてきたので、明墨は伊達原を過去の所業を公の場で糾弾するためにわざと逮捕されたと推測します。
そして、白木さんの裏切りは伊達原を法廷に引っ張り出すための作戦として明墨の指示か誘導で行われたと考えます。また、現在のところ、12年前の毒物鑑定の改ざんを証言できる人物が出ていないので、白木さんか青山さんがその人物であることも考えられます。そして木村佳乃さんがここまで目立った活躍がないことから、9話の百瀬の墓参りシーンで後ろから現れた人物は緑川であり、伊達原を倒すために共闘するのではないかと思います。
そして最後には複数の証拠が積み重なり、伊達原の悪事が暴かれ、志水さんが無罪を勝ち取る明るいラストと予想します。
白木は本当に裏切りなのか？
緋山の事件で証拠隠滅罪の罪に問われ、逮捕されてしまった明墨ですが、その証拠を差し出したのはパラリーガルの白木でした。白木が明墨を裏切ったという衝撃的な展開だと感じましたが、実は白木は明墨の指示で伊達原に証拠を出したのではと予想しています。
明墨の担当検事は伊達原自ら担当することになることを予測し、法廷の場で直接伊達原と対決することを望んでいたのではと思います。明墨に託された赤峰と紫ノ宮が志水の無罪の証拠を探し出し、明墨が伊達原に対し法廷で突きつけることになると考えています。
結果、事件の真犯人は伊達原の関係者でそれを隠ぺいするために志水さんが犯人に仕立て上げられ今回の冤罪が起こったのではないでしょうか。最後は志水さんと沙耶ちゃんの再会シーンで終わってほしいです。
どんでん返しの伏線回収
「あなたを無実にしてあげます」という明墨のセリフが印象的なドラマなので、明墨は、証拠不十分で無実になるように、若い弁護士が法廷で闘いそうな気がします。そして、白木さんは、明墨を裏切っているようで実は、桃瀬さんの事務官で、桃瀬さんのために二重スパイのような役で立ち回っているようで、法廷で、びっくりするような証言をするキーマンになりそうです。
明墨チームは、青山、赤峰、紫ノ宮と色がつく名字なので、白木さんも絶対仲間だと考えます。そして、伊達原のもとにいる緑川も、明墨をひそかに応援していると思いました。桃瀬さんと緑川は同期で、ラストの墓参りの後ろ姿も、緑川のような気がします。
伊達原が優位のようにみせかけ、どんでん返しで緑川が明墨側に立ち、決着がついて伏線が綺麗に回収されそうです。
伊達原の悪事の暴露
伊達原が担当検事となって明墨の裁判が始まりますが、そもそも緋山の無罪判決が出たあとに発見された証拠が犯罪との因果関係が不明であり、意図的に隠蔽したのではないと明墨は主張すると思います。
おそらく赤峰が白木に自分たちの動きがリークされていたのを以前から気付いていて、白木を疑っていて、白木が明墨によって過去に有罪とされた犯罪者の娘で、明墨を逆恨みしているのを、伊達原に利用されている証拠を手に入れる可能性があります。おそらく事務所に仕掛けた隠しカメラで白木が上着が保管されていた金庫から上着を出して撮影した動画を伊達原に送ったと赤峰が明らかにすると予想します。
そして、緑川は伊達原の悪事に不安を感じて、自分が伊達原の共犯になるのを恐れて、緑川がひそかに保存していた、志水が犯行当時公園にいた証拠の動画のコピーを残していて、それを赤峰に渡し、赤峰は伊達原が証拠を破壊したと主張し、裁判の併行審理という想定外の手段で死亡した科捜研の平塚の部下が、平塚が糸井事件で伊達原から鑑定結果の改ざんを指示された証拠も明らかになると思います。伊達原の不正を暴くと予想します。
裏切りの先に
モモセの日記や資料を集めて眺めていく中で、毒物についての資料があると把握していたのも、付箋をわかりやすく落とした人物もおそらく白木であるということが見て取れる。9話最後の「優秀な弁護士がいるんで」という発言からしても、赤嶺と紫ノ宮のことを信頼していることが窺えるため、明墨先生逮捕時の裁判で伊達原を誘き出すための策略なのではないかと感じている。
今まで白木が裏切るような理由がありそうな描写もなかったため、今回の裏切りも含めて全て明墨先生の計算内ではないかと思っている。
そこで赤嶺と紫ノ宮が明墨先生と白木の意図を汲み、瀬古判事や科捜研の重要人物と会話して、志水の潔白を証明する手がかりを掴むのではないかと予想しています。
